ケアマネジャーのWORK&LIFE

ケアマネジャーのWORK&LIFE Vol.5

人の助けになる仕事を志し、現在は認知症支援のために日々勉強中

 祖父が末期ガンで亡くなった際に、関わってくれた介護職員や専門職の方の仕事を目の当たりにして、福祉の仕事をしてみたいと思い、高校在学中に福祉系の会社の面接を受けたんです。その際に、ヘルパーの資格が必要と知ってすぐに取得しました。卒業後、最初に就職したのは、小規模多機能型居宅介護事業所でしたが、実際に仕事をしてみると、人と関わる仕事なので大変なところもありました。それでも、ケアをして利用者の方が笑顔になってくれるのを見ると、やはりやりがいの大きい仕事だと思うんです。
 それと、介護福祉士の試験に合格した頃から、認知症支援にも興味を持つようになり、パーソンセンタードケア なども含め、改めて勉強を始めました。もちろん認知症があるなしに関係なく、その方の生きてきた歴史や個性を大切に、相手の感情をよく理解することが、ケアでは一番大切だと考えています。そして、利用者の方との信頼関係をつくるためには、やはり相手を不安にさせないことが一番大切だと思うので、丁寧な言葉使いと明るい声、そして笑顔で接することを意識しています。このポリシーは、私が所属している法人全体で大切にしていることでもあります。

ご本人に寄り添うケアを心がけ、今後は認知症への理解を深めたい

 ケアマネージャーとして心がけているのは、まず利用者方ご本人がどのように生活していきたいかを第一に考えることです。ご本人の生活スタイルをできるだけ崩さず、そして1日でも長く住み慣れたところで生活するためにどうすればよいのかを、念頭に置いています。
その中で、例えば通いのサービスなら、ご家族との関係や負担感がどこにあるのかなど、すべての方の思いや不安などを考慮するようにしています。とくにご家族には大変なこと、不安なこと、介護していて嬉しかったことなど、ほかの人にはなかなか言えないことを、月1度の訪問の中でなるべく話してもらえる雰囲気づくりをして、本音を引き出し、不安を解消できるよう工夫しています。
 そういえば、宅配クック123の1分間サービスというのも、ご家族の不安を軽減してくれるサービスだと思います。服薬や安否確認をしてもらえると、ヘル パーさんが通っていない間も安心ですよね。
 そして今、介護の現場で感じている課題は、認知症の方に対する理解がまだまだ世の中に浸透していないということ。認知症は「発症すると何もできなくなり、何もわからなくなってしまう」といったネガティブなイメージが、どうしても先行していますが、実際はそうじゃないことも多いんです。そういった実態を専門職の方にもしっかり理解してもらい、ご本人の思いや、どう生活したいのかをきちんと探って考えながら、ケアできる人材が育ってほしいですし、そのためにこれからもしっかり勉強したいと思います。

体重増加が気になって食事を見直し、野菜多め&玄米食にチェンジ

 お酒が好きでよく飲むせいか、最近は年齢のせいか少し体重が増えてきているので、食事に気をつけるようになりました。朝はなるべく野菜をとれるように、グリーンスムージーを飲むようにしています。豆乳と青汁、きなことはちみつで毎朝つくっているんですよ。また、お米は玄米にチェンジして、昼食は玄米おにぎりを作って持参しています。夜も基本的に自炊で、野菜を多めにとるよう心がけています。普段そうやって節制する分、友達や同僚と飲みに行くときは食べたいものを食べるのが一番のストレス発散法ですね。
 そして、音楽もリラックスに欠かせません。とくに、ライブに行って生で音楽を楽しむのが好きなので、ライブハウスから大きなフェスまで、月に1〜2回は色々なライブに出かけています。やはり音楽を聴くとリラックスできるだけでなく、逆にテンションを上げることもでき、ランニングの際も必ず音楽を聴いています。

日頃からテニスやランニングで健康に留意。どんなときでも楽しく生きていきたい

 勤務はシフト制で、自分の希望や利用者様の状況にあわせて休みは週に2日あり、仲間と一緒に小学生の頃から続けているテニスを楽しんだり、ハーフマラソンのためにランニングをしています。テニスの練習は、仕事帰りにも週に2〜3回は行っていますね。ハーフマラソンは、1年に1回は出場しているので、日頃から走るようにしているんです。
 これからも健康に気をつけつつ、どんなときでも楽しく生きられるような人生を送りたいと思っています。もし、認知症や何かしらの病気になっても、その状況を楽しみながら過ごしていきたいですね。仕事においては、これからもっと認知症の方との関わり方やケアを学び、皆さんが暮らし慣れた地域で、自分たちの生活を少しでも長く続けられるための支援ができるよう、もっと勉強して努力し続けたいです。

・社会福祉法人豊生会 小規模多機能型居宅介護事業所ひかりの
・ケアマネジャー
・佐々木翔大
・母親が看護師だったことと、祖父の介護を目の当たりにしたことから福祉の仕事に興味を持ち、高校卒業後すぐ就業できるようにと、在学中にヘルパー2級の資格を取得。卒業後は介護職として小規模多機能型居宅介護事業所で4年半ほど勤務し、その後認知症対応型デイサービスで2年半ほど若年性認知症の支援にあたる。2018年、グループホームの立ち上げに関わり、2019年4月から現在の事業所で勤務。