• 2022.12.9

旅紀行 @鳥取県

全国各地に展開している「宅配クック123」。今回ご紹介するのは「鳥取県」です!

観光

鳥取のシンボルとも言える日本最大の砂丘・鳥取砂丘

鳥取砂丘

 山陰海岸国立公園の鳥取砂丘は特別保護地区と国の天然記念物に指定されています。砂丘は風で運ばれた砂が作る高まり(丘)のことで、鳥取砂丘は中国山地の花崗岩などが風化した砂が、雨で川から日本海へ流れ出し、波で海岸へ押し戻され、強風で内陸に飛んでくるというサイクルを繰り返してできたもの。冬はオアシスが出現するほか、雪の日は銀世界を堪能できます。12月はクリスマスごろまで山陰最大級と言われるイルミネーションイベントも開催!

三度朝を迎えると元気になるとされる三朝(みささ)温泉

三朝温泉

 三朝温泉は平安時代、源頼朝の父・義朝の家来がこの地で白い狼を助けたところ、夢枕に妙見大菩薩が現れ、その御礼にと温泉の場所を授けたのが始まりとか。ラドンを多く含み、免疫力や自然治癒力を高める効果があるとされる世界屈指のラジウム温泉で、飲む温泉としても人気とか。また、山岳修験(しゅげん)の場として有名な三徳山へ参拝する前に、人々が心身を清めた温泉として、三徳山とともに平成27(2015)年、日本遺産に認定されました。

ベタ踏み坂という名で一躍有名になった江島(えしま)大橋 

江島大橋

 鳥取県境港市と島根県松江市を結ぶ全長1446mの江島大橋は、総事業費228億円をかけて平成16(2004)年に開通しました。最上部は高さ約45mで、そこからの景色はまさに絶景! 軽自動車のCMで「(アクセル)ベタ踏み坂」と命名されたことで話題となりましたが、実際の勾配はベタ踏みするほどではないのだとか。ちなみに、松江側の対岸の大根島から望遠レンズで撮影すると、壁のようにそびえ立つ急勾配の橋に見えるようになるそうですよ。

あの神話の舞台で、白い砂浜が美しい白兎(はくと)海岸

白兎海岸

 ワニザメを騙して気多(けた)の崎まで渡ろうとした兎が、怒ったワニザメに皮をむかれて苦しんでいたとき、通りかかった大国主命(おおくにぬしのみこと)に「真水で体を洗い、ガマの穂にくるまるように」と言われて完治したという神話「因幡の白兎」の舞台とされているのが白兎海岸です。白い砂浜が弓なりに連なり、夏は海水浴やサーフィンを楽しむ人が大勢訪れ、見晴らしの良い展望広場も完備。そばには白兎神を祀った白兎神社もあります。

名産品

卸売数量7割超! 全国シェアがダントツ1位の二十世紀梨

二十世紀梨

 「二十世紀」は明治21(1888)年に千葉県松戸市で発見され、当初「新太白」と呼ばれていたのですが、明治37(1904)年に「二十世紀を代表する品種になってほしい」という願いを込めて「二十世紀」と命名されたそう。その頃鳥取県に導入され、今では県を代表する果物に。旬は8月から9月で、形がふっくらとしていて重みを感じるものを選ぶと、たっぷりの果汁とほどよい酸味、上品な甘さを楽しめます。

県東部と中部の砂丘地で栽培されているらっきょう

らっきょう

 江戸時代、参勤交代で小石川薬園から持ち帰って栽培が始まったとされるらっきょう。7月下旬から8月末頃にかけて植え付けをし、翌年5~6月に収穫されます。元々は自家用としてほそぼそと栽培していたそうですが、生命力が強く砂丘地でも育つということで、戦後大規模栽培が始まり、鳥取砂丘に隣接する福部町は全国屈指の大産地に! ビタミンB1を活性化させるアリシンを含み、古くから漢方薬としても使用され、甘酢漬け以外にも塩漬けや赤ワイン漬けなど色々な漬け方で味わいたいですね。

江戸時代から有数の牛の生産地だった鳥取で育まれる鳥取和牛

和牛

 昭和41(1966)年の第1回全国和牛能力共進会という審査会で一等賞を獲得した鳥取県の種雄牛「気高(けたか)」号。9000頭以上の子孫が全国に広がってブランド牛となったため、和牛の始祖とも呼ばれています。肉のオレイン酸含有量は1%増えると脂肪の融点が平均1度下がり、口溶けの良さに直結するのですが、気高号の血統を引き継ぐほどオレイン酸を多く含むそう。また、オレイン酸55%以上で気高号の血統を継ぐ鳥取和牛は「鳥取和牛オレイン55」というブランド牛として販売されています。

12月から1月にかけては人が多く移動するので、入念に新型コロナ&インフルエンザ感染予防を行なってください。来月は「滋賀県」をご紹介する予定です。お楽しみに!

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米子店 TEL.0859-30-4744
鳥取店 TEL.0857-30-0771

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