旅紀行 @香川
全国各地に展開している「宅配クック123」。今回ご紹介するのは「香川県」です!
観光
さぬきのこんぴらさんとして親しまれている金刀比羅宮
琴平町の象頭山に鎮座する金刀比羅宮(ことひらぐう)。大物主神(おおものぬし)と第75代・崇徳天皇を祀り、古来農業や海上守護の御利益がある神社として信仰されています。長い石段が有名で、参道口から本宮まで785段、奥社まではなんと1368段もあるのだとか! その石段沿いには、高松藩主が寄進した「大門(おおもん)」や、1659(万治2)年に建立され、円山応挙(まるやまおうきょ)の障壁画が飾られた「書院」(国の重要文化財)などがあります。
日本三大水城としても人気の高い高松城跡
瀬戸内海の海水を掘に引き込んでいる高松城は、1588(天正16)年、豊臣秀吉の家臣・生駒親正(いこまちかまさ)が築城を開始し、その2年後に完成しました。写真の艮櫓(うしとらやぐら)のほか、月見櫓、水手御門(みずのてごもん)、渡櫓、大正期に松平家の高松別邸として建てられた披雲閣が国の重要文化財に、披雲閣の庭園は国の名勝に指定されています。また、城跡一帯は玉藻公園として整備され、市民の憩いの場として賑わっています。
長い歳月が作り出した自然の造形美は圧巻の一言
小豆島の中央に位置する寒霞渓(かんかけい)は、1300万年前の火山活動で誕生した岩塊が、200万年におよぶ風化や浸食、地殻変動を経てできあがった渓谷です。瀬戸内海を望み、様々な奇岩や崖による絶景は表12景、裏8景から成るとされ、日本三大渓谷美に数えられているというのも納得。1934(昭和9)年に日本初の国立公園として指定されました。例年11月上旬から12月上旬までが紅葉の見頃で、ロープウェイの眼下に紅葉を楽しむことができます。
名産品
香川県といえば真っ先に名前のあがる讃岐うどん
近年は「うどん県」としてPRに熱を入れている香川県。うどんが名物となったのは、この地の気候や土壌が小麦の栽培に適し、だしに使ういりこや、塩や醤油の生産地であったことなどがあげられます。季節によって塩の割合を変えた塩水を小麦粉に混ぜ、足踏み作業によって作られる讃岐うどんは、強いコシが最大の特徴です。うどんの生産量や県民のうどん消費量はいずれも日本一。県内には600以上のおいしいうどん店があり、食べ比べも楽しめます。
国内で唯一、小豆島で栽培に成功したオリーブ
明治時代、アメリカから輸入した苗を三重と香川、鹿児島で試作し、唯一栽培に成功したのが小豆島だったとか。年平均気温15.6度、年間降水量約1100mmという温暖で雨の少ない気候や、島の風土が地中海沿岸とよく似ていることが、その成功につながったと言われているそう。その後、県内各地でも栽培が始まり、国産オリーブの出荷量は国内シェア約97%と圧倒的! オリーブの旬は秋から冬にかけてで、ちょうど10~11月が収穫シーズンとなります。
初めて養殖に成功したハマチ。今ではブランドハマチも3種類に
1928(昭和3)年に世界初のハマチ養殖を成功させた香川県。2008(平成20)年には、ポリフェノールの一種「オレウロペイン」を豊富に含むオリーブの葉の粉末を、一定期間与えて飼育した「オリーブハマチ」が誕生! さっぱりとした味わいと歯応えのよさが特徴だそう。ゆったりした環境でのびのび育った「ひけた鰤」、潮の流れの速い海で育つ「なおしまハマチ」とともに「香川ブランドハマチ三兄弟」と命名され、ますます人気が高まりそうな予感大!
お出かけの際は、まだまだ新型コロナウイルス感染予防をしっかり行なってくださいね。来月は「愛知県」をご紹介する予定です。お楽しみに!
宅配クック123 香川県のお店はこちら
観音寺本店 TEL.0875-57-5320
小豆島店 TEL.0879-62-1230
高松中央店 TEL.087-835-6500
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