旅紀行 @岡山
全国各地に展開している「宅配クック123」。今回ご紹介するのは「岡山県」です!
観光
見どころが満載のレトロモダンな倉敷美観地区
岡山県南部の倉敷は、江戸時代初期に幕府の天領=直轄地に定められ、物資の集積地として発展しました。その当時を彷彿とさせる白壁の屋敷や蔵などの建物が立ち並び、趣のある景観を堪能できるのが倉敷美観地区です。蔵や町屋を改装したショップやレストランで、買い物や食事も楽しめるほか、美術館など文化施設も多く、見どころ満載。夜には、世界的な照明デザイナーの石井幹子さんがプロデュースした「倉敷美観地区夜間景観照明」で、街が美しくライトアップされるそうです。
国産ジーンズ発祥の地・倉敷のデニムストリート
倉敷は元々綿の栽培が盛んだった上に、染色の作業に必要な水が豊富だったことから、繊維産業が発達しました。戦後、合成繊維が登場して経営が困難となり、倉敷の児島地区で国内初のジーンズが生産されたのです。今ではその技術の高さが国内外で認められ、海外の有名ブランドのジーンズの仕上げや加工も行われているとか。倉敷美観地区にある倉敷デニムストリートには、その高品質な国産ジーンズやデニムの小物雑貨などがずらりと揃っています。
近世城郭の先駆けとなった岡山城
1597(慶長2)年、豊臣家五大老の宇喜多秀家によって築城された岡山城。三層六階の天守閣の壁には、黒漆塗りの下見板がとりつけられ、その黒い外観から「烏(う)城」と呼ばれるようになりました。17世紀末には岡山藩2代藩主・池田綱政が城の北側に広大な庭園「後楽園」を築き、今では日本三名園のひとつに数えられています。なお岡山城は現在、昨年からの大規模改修のため休館中ですが、11月にはリニューアルオープンの予定とか。美しく生まれ変わった姿が待ち遠しいですね。
広大な田園風景の中に佇む備中国分寺の五重塔
備中国分寺は、奈良時代に聖武天皇の発願(ほつがん)によって全国に建立された国分寺の一つです。当時の建物は南北朝時代に焼失したと伝わり、江戸時代中期以降に再建され、国の史跡にも指定されています。また、国の重要文化の五重塔は19世紀中頃に建立されたもので、寺のシンボルとなっています。その周囲には田畑が広がり、春には菜の花やレンゲ、夏にはひまわり、そして9月ごろには赤米が赤い稲穂をつけ、見事な景観を作り出しています。
名産品
夏の短い期間に旬を迎える岡山のブランド桃・清水白桃
気候が温暖で、“晴れの国”とも言われる岡山県はフルーツの名産地で、マスカットや桃が有名です。その中でも、写真の清水白桃は岡山県のブランド高級桃で、贈答品としても人気があります。1932(昭和7)年、「白桃」と「岡山3号」を一緒に育てていた岡山市の混植園で発見された清水白桃は、7月下旬から8月上旬に収穫の時期を迎えます。乳白色の美しい見た目やたっぷりの果汁、上品な甘味と香りなどから「桃の女王」とも呼ばれています。
実は桃太郎とは関係ない!? 岡山銘菓のきびだんご
桃太郎が鬼ヶ島へ鬼退治に向かう際、犬、猿、キジを家来とするために与えたとされるのが、穀物のきびの粉から作ったきびだんごです。ですが、いわゆる岡山県の銘菓として知られるきびだんご=吉備だんごは、かつて岡山県が吉備国と呼ばれていたことがその名の由来なのだとか。江戸時代にもち米から作った求肥を小さく丸めた今の形になり、明治以降「桃太郎のきびだんご」として大々的に売り出され、岡山銘菓として知られるようになりました。
柔らかくてジューシーなホルモンがおいしい津山ホルモンうどん
岡山県北部の津山地域は、古くから牛馬の流通拠点で、ホルモンが簡単に入手できたそう。そして30年ほど前(50年との説もあり)、その新鮮なミックスホルモンをたっぷり使った津山ホルモンうどんが誕生。その後、2009(平成21)年のB-1グランプリで3位、2011(平成23)年に準優勝を果たし、その名が全国区に。津山市内には50店舗以上もお店があり、味付けや入れる素材などもそれぞれ工夫をこらしているとのこと。食べ比べするのも楽しそうです。
ようやくコロナ禍も落ち着いては来たものの、外出の際はウイルス対策をしっかり続けましょう! そして来月は「徳島県」をご紹介する予定です。お楽しみに!
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