旅紀行 @三重
全国各地に展開している「宅配クック123」。今年最後にご紹介するのは「三重県」です!
観光
江戸時代に伊勢参りが流行。今も毎年約800万人が参拝する伊勢神宮
伊勢神宮は「神宮」が正式な名称で、内宮(ないくう)と外宮(げくう)を始めとする125の宮社の総称です。内宮は天照大御神(あまてらすおおみかみ)を、外宮は豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀っています。まず、JR・近鉄の伊勢市駅から徒歩5分の場所に鎮座する外宮を参拝してから、バスなどで移動して内宮を参拝するのが正式な参拝方法です。20年に一度、社殿と神宝を新調し、新宮へ大御神を遷す式年遷宮は1300年以上の歴史があり、次回は2033(令和15)年になります。
縁結びのシンボルとしても人気の夫婦岩
JR二見浦駅から徒歩15分ほど、二見浦海岸にそびえるのが夫婦岩です。高さ9mの男岩と高さ4mの女岩が、35mの長さの大注連縄(しめなわ)で結ばれ、古来日の出遥拝所として知られてきました。夜間には夫婦岩がライトアップされるほか、11月から1月の満月の頃は夫婦岩の間から昇る月を、また5月から7月は昇る朝日を見ることができます。また、二見浦海岸には「二見興玉(おきたま)神社」が鎮座し、伊勢神宮へ行く前にここを訪れて、穢れを落とすのが正式な参拝法なのだそう。
壮大さと美しさに圧倒される植物園内のイルミネーション
毎年10月から翌年5月まで、桑名市の総合リゾートエリア「ナガシマリゾート」内の植物園「なばなの里」で開催されるのが、「なばなの里イルミネーション」です。広大な敷地をLED電球で装飾したイルミネーションは、国内最大級規模とも言われ、その圧倒的なスケールと美しさで人気を博しています。写真の「光のトンネル(回廊)」は、2006年に登場したエリアで、約200mのトンネルに花びらの装飾が施され、一番の見どころとなっています。
飼育する生きものの種類数日本一を誇る鳥羽水族館
生きものの故郷である海の広さ、豊かさ、不思議さを知ってもらうことをテーマとした鳥羽水族館。全長約240m、通路全長は約1.5kmあり、室内型としては国内有数の大型水族館です。約1200種類もの海や川の生きものを飼育し、その種類や棲息する環境に合わせて、館内は12のゾーンに分けられています。中でも、人魚伝説のモデルとも言われるジュゴンを飼育しているのは、日本ではここだけ。12月はクリスマスをテーマにしたイベントも開催されるそうですよ。
名産品
日本三大和牛の一つで、高級和牛の代名詞でもある松阪牛
生後12ヶ月齢までに松阪市や近郊の生産区域に導入され、その区域での肥育期間が最長・最終の未経産(子を産んでいない)雌牛の黒毛和種で、松阪牛個体識別管理システムに登録されている牛のみが、松阪牛と定義されます。読み方は「まつさかうし」「まつさかぎゅう」が正しく、「まつざか」と濁るのは誤りです。松阪牛は融点が低い不飽和脂肪酸のおかげでとろけるような食感が特徴。さらに、甘くコクがある上品な香りも相まって、そのおいしさはまさに格別と言えます。
三重県の県魚にも指定されている高級海老の伊勢海老
伊勢海老は体長が20〜30cmにもなる大型の海老で、漁獲量第一位を三重県と千葉県で争っています。名の由来は伊勢が主産地の一つという説のほか、磯に多くいるので磯海老から変化したという説、海老の姿が武士の甲冑を彷彿とさせるため縁起物として好まれ、「威勢がいい」の語呂が使われた等、諸説あるそうです。また、腰を曲げた姿を老人に見立て、長寿願いとしてお正月や祝い事の料理や飾り付けによく使用されます。まさに縁起のよい食べ物と言えるでしょう。
伊勢参りの際にぜひ一度は食べておきたい伊勢うどん
昔から伊勢では、伸ばす手間をかけずに作った腰のない太いうどんに、味噌だまりを絡ませて食べていたそう。その後、江戸時代に伊勢参りが盛んになると、ゆで続けた太くて柔らかいうどんに、たまりをかけて参拝客にふるまう店が現れ、今では伊勢市民のソウルフードに。その食感は独特で、出汁のきいた黒いつゆ(たれ)も店によって味が異なります。ちなみに「伊勢うどん」という名前に統一されたのは、1972(昭和47)年のことだそうです。
感染者数が落ち着いてきているとはいえ、旅行へ行く際は感染対策をしっかり行なってください。来月は「山形」をご紹介する予定です。お楽しみに!
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