• 2021.11.10

旅紀行 @鹿児島

全国各地に展開している「宅配クック123」。今月は本州最南端、島も多く擁する「鹿児島」のご紹介です!

観光

今も噴火を繰り返す鹿児島のシンボル・桜島

桜島

 桜島は鹿児島湾(錦江湾)にある活火山です。元は島でしたが、1914(大正3)年の大正大噴火で大隅半島と陸続きになったという経緯があります。火山活動がとても活発で、かつては島内に2万人もの人が住んでいたそうですが、大正大噴火を機に人工流出が続き、現在では5000人弱に減少しています。また、穴の多い噴石が噴火で飛ばされ、土壌に多く混じるので育つ作物は限定的ですが、水はけはいいので世界最大の大根「桜島大根」などが栽培されています。

面積の約90%が森林という自然豊かな屋久島

屋久杉

 本土最南端の大隅半島佐多岬から南南西約60kmの海上にある屋久島。その自然の特異性などが評価され、1993(平成5)年に世界自然遺産に登録されました。樹齢1000年を超える屋久島産の杉は屋久杉と呼ばれ、島内最大の「縄文杉」は、推定樹齢2170~7200年と言われています。胸高周囲13.8m、推定樹齢3000年とされる写真の「ウィルソン株」は、約400年前に豊臣秀吉に献上する際に伐採されたと言われている島最大の切り株です。

心身ともにリフレッシュできる指宿の砂むし温泉

指宿温泉

指宿温泉

 薩摩半島の南端に位置する指宿には、砂むし温泉で有名な指宿温泉があります。海岸線に湧く湯に温められた砂に入浴する砂むし温泉は、すでに江戸時代には存在していたのだとか。浴衣に着替えて砂の上に仰向けになると、スタッフが首から下に砂をかけて覆いつくしてくれます。波の音に包まれてそのままじっとしていると、約10分で全身汗びっしょりに! リラックスしながらデトックスできる名物温泉です。

近代化の背景や島津家の歴史を知れる尚古集成館

尚古集成館

 産業の育成や富国強兵を進めた第28代薩摩藩主・島津斉彬によって、工場群「集成館」が建てられました。そして、1865(慶応元)年に竣工した機械工場は、1923(大正12)年に博物館として生まれ変わり、島津家の歴史や文化についての史料や、集成館事業にまつわる展示などを見学できます。建物は国の重要文化財に指定されているほか、2015(平成27)年には明治日本の産業革命遺産として、世界文化遺産に登録されています。

名産品

薩摩の名を冠する県随一の名産品・さつまいも

さつまいも

 原産国は南アメリカ大陸とされているさつまいも。鹿児島(当時は薩摩藩)への伝来は18世紀初頭、船乗りの前田利右衛門が琉球から持ち帰り、栽培が始まったと言われています。温暖な気候と火山灰土の土壌が栽培に適し、良質なさつまいもが採れるんだとか。熱に強いビタミンCや、豊富な不溶性食物繊維、ビタミンEやカリウムなどを含み、低温でじっくり加熱するとでんぷんの分解酵素が活発に働いて、ホクホクとした食感と強い甘みを楽しめます。

玉ねぎや紅生姜入りなどもある種類豊富なさつま揚げ

さつまあげ

 さつまいも同様、薩摩の名がついている「さつま揚げ」。こちらも鹿児島県の名産品の一つで、鹿児島では「つけ揚げ」とも呼ばれています。さつま揚げは、タラやアジなどの魚をすりつぶして小判型などに整え、油で揚げたもの。野菜入りのものや形違いなど、様々な種類がありますが、いずれもたんぱく質が豊富です。炙って生姜醤油などで食べても、煮物やおでんの具材にしてもよしのさつま揚げですが、揚げたての味は格別なのだそう。一度は食べてみたいものですね!

旨味が濃厚なブランド豚の「かごしま黒豚」

黒豚

 約400年前、島津藩主が琉球から移入したとされる黒豚。鹿児島の豊かな自然の中で、さつまいもを含んだ飼料によって育てられた黒豚のうち、「かごしまブランド」に指定された良質な豚肉だけが「かごしま黒豚」と認められます。さつまいもの飼料のおかげで旨味と甘みが増し、他の豚肉と比べると旨味成分のアミノ酸を多く含むのが特徴です。また、脂肪の融点が高く、さっぱりとした味わいを楽しめます。

もし鹿児島へ旅行に行く際は、感染対策をしっかり行なってくださいね。そして来月は「三重県」をご紹介する予定です。お楽しみに!

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