• 2021.4.28

ケアマネジャーのWORK&LIFE Vol.25

斎藤裕子さん

介護支援専門員、介護福祉士

家族の病気を機に、専業主婦から介護の世界へ

斎藤裕子さん

 結婚後はしばらく専業主婦だったのですが、平成11年に子供と義母が病気になってしまったんです。そのとき、介護の基本の知識を学びたいと思い、すぐ学校へ通い始め、翌年にヘルパー2級の資格を取得したのが、この世界に入るきっかけとなりました。
 卒業後は、通っていた学校が経営していたヘルパーの事業所に入所し、ヘルパーの仕事と平行して、ボランティアでデイサービスのお手伝いや、外出時の付き添いなどをしていたんです。そのとき、身体介護の技術が足りないことや、認知症の方への対応がわからなかったことから、さらに勉強が必要だなと感じ、実地でしっかり学べるデイサービスに入職しました。
 そして、平成20年に介護福祉士とケアマネの資格を取得し、翌年から今の事業所でケアマネの仕事を始めました。当時は先輩ケアマネ2人のみの事業所で、どんどん仕事が入り減算になってしまうため、1日でも早く入所してほしいと言われ、新人ケアマネとして右も左もわからない中、一から学ばせていただきました。今は人数もふえて賑やかになりましたし、ケアマネはどんどん事務所を移ってステップアップする方もいますが、弊社はみんな勤務年数が長く、いい仲間が集まっていると思います。

フットワークのよさを大切に、基本的なマナーを忘れず対応

会社

 ケアマネの仕事をするにあたって、まずフットワークのよさを大切にしています。今はコロナ禍で直接お会いするのは難しいですが、できるだけデイサービスやショートステイ先などのサービス事業所のスタッフや、利用者の入院した病院のソーシャルワーカーや看護師と、顔の見える関係作りを心がけています。
 それと、利用者の方やそのご家族と接する際は、人生の先輩に対して失礼のないよう、挨拶や言葉遣い、基本的なマナーなどに気をつけています。例えば、電話で相槌を打つ時なども「うんうん」ではなく、「そうでしたか」と丁寧に応対する、といった具合です。こうした気遣いは、円滑に仕事を進めるためにも必要だと思っています。
 また、たくさん仕事抱えると、進まなくて焦ってしまい、家に帰ってからも仕事のことが頭から離れないことがあるんです。そういうときは、優先順位や不安なことを箇条書きにして書き出すようにしています。すると、何が重要で何が不安なのかを客観的に見つめられて、すんなり解決できることも。
 もちろん色々な業務内容があって大変な仕事ですし、ご本人とご家族の希望が違ったときなど、悩むことも多いです。でも、「あなたがケアマネでよかったわ」と言っていただけたときは、とてもやりがいを感じますし、この仕事が好きだなとしみじみ思います。また、仲間になんでも話せる、恵まれた環境で仕事ができているというのも、やりがいにつながっています。人に相談ができないケアマネさんも多いと聞くので、ささいなことでも仲間に話して、一人で抱えこまないでほしいですね。

入浴剤で温泉気分を楽しんでリラックス。ゴルフでもストレス解消!

ゴルフ

 弊社は日曜がお休みで、あと週に一回休みをとるようになっているんです。土曜はこの日しかご家族の都合つかない場合もあるので、基本的に出勤していて、祝日も出勤しています。でも、その代わりに平日休めるので、いいスタイルだと思っています。
 コロナ前は、旅行が好きだったので、月曜に休みをとって日曜からどこかへ出かけることもよくありました。旅に出ると嫌なことを忘れられるので、いいリフレッシュになるんですよね。あと、ゴルフにはよく行きます。汗をかいてヘトヘトになると、オンオフを切り替えられる気がするので、仕事が終わった後、夜に練習へ行ったり、休日早朝に練習してから家事をやったりしているんですよ。
 一番のリラックス方法は、お風呂です。旅行も温泉目当てでしたが、今は温泉に行けないので、好きな入浴剤を入れて防水テレビを持ち込み、たまった録画を見ながらゆっくりしています。
 緊急事態宣言で在宅ワークに切り替わった際は、水彩画を始めたり、生まれて初めてテレビゲームをしたりも。韓国ドラマも見始めて、KーPOPに興味をもつようにもなりました。気分が上がって元気をもらっている感じです。

簡単に作れて栄養バランスがよい食事を、3食きっちり摂るのがモットー

 どうしても仕事が忙しいので、見栄えよりも栄養バランスのよさに気をつけて、時短で作れる料理を工夫しています。食べたもので身体が作られるともいいますし、健康維持のためにもバランスは大切かなと。あとは必ず3食食べるようにしていて、忙しくても毎朝ごはんを炊き、お味噌汁を作っています。
 食事以外で気をつけていることといえば、毎晩寝る前にストレッチをして、しっかり睡眠をとり、ゴルフで適度に運動することでしょうか。実は以前不眠ぎみだったんですが、おいしいものをたくさん食べて、運動して、ストレスを抱え込まないようにしたらかなり改善したんです。なので、この習慣は続けようと思っています。

長く仕事を続けて、料理に関するボランティアにも参加したい

パン

 身体が動く限りは、大好きなこの仕事を続けたいです。それと、地元の民生委員の方が、季節の食材を使ったおいしい食事の配食サービスをされているのですが、そういうボランティアにも興味があります。食べる方の顔を思いながら作った料理を、喜んで食べてもらえたら、幸せだなと思うんです。
 もともと料理は大好きでずっと習っていましたし、パンの先生の資格も持っているんです。若い頃は友人がたくさん遊びに来てくれて、何を振る舞おうかとワクワクしていました。ワインのソムリエの資格も、おいしい食事と一緒に楽しみたいと思って取得したほど。今も休みの日には凝った料理を作ることもあります。孫の誕生日など、離れて暮らす子供たちが遊びに来てくれる日は、何日も前からメニューを色々考えるのですが、それが本当に楽しいんです。
 仕事に関しては、まだまだスキルアップしないといけないなと感じています。相手に本音を言ってもらう環境をつくるためには、心理学やコミュニケーション技術も必要ですし、介護保険以外にも様々な病気の症状や薬、医学の知識なども必要なので、勉強はずっと続けていこうと思っています。研修などにも積極的に参加することで、参加者の方のアドバイスや気づきを得て、技術や知識を蓄え、今後に活かしていきたいですね。

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