• 2021.2.25

ケアマネジャーのWORK&LIFE Vol.23

中澤公二

主任介護支援専門員、介護福祉士、ホームヘルパー2級

福祉の仕事への思いが強く、一般企業をやめて介護職へ転職

 学生の頃、「国際社会」という言葉をよく耳にしていたことと、初めて海外に行った時の影響で、世界を駆け回る商社マンになりたいと漠然と思うようになっていました。と同時に、自分を可愛がってくれた祖母が亡くなったことがきっかけで、福祉の世界に興味を抱いてもいました。
 というのも、祖母が亡くなった後に家を訪れた時、ラップに包んだ一人分の白米が冷蔵庫に残っていて、「独りで寂しかっただろうな」と悲しい気持ちになり、すべての高齢者の方にそういう思いをさせたくないという気持ちが湧いてきたのです。そして、大学在学中にヘルパーの資格を取得し、ダウン症の子供たちと一緒に運動をするボランティアもしていました。
 ただ、国際社会で活躍したいという思いも捨てきれず、大学卒業後は一度一般企業に就職しました。ところが、やはり福祉の仕事への思いが捨てきれず、平成16年から特養併設のデイサービスなどで非常勤ですが介護職に転職しました。そして働きながら、福祉系専門学校で改めて福祉の勉強を始めたんです。

言葉遣いに注意し、聞き役に徹するのが仕事でのモットー

介護イメージ

 専門学校卒業後は、障害分野でデイサービスやグループホームでの介護職なども経験し、平成23年にケアマネジャーの資格を取得しました。そして、とある研修でこのコーナーのVol.21に登場した橋本と出会い、「アルファみずのと」に採用してもらったんです。今は居宅介護支援事業所の管理者として忙しい毎日を過ごしていますが、頑張った分だけ評価してもらえますし、いい環境で働けているなと思っています。
 ケアマネとして仕事をする上で心がけていることは色々ありますが、まずは利用者の方に失礼のないよう、とくに言葉遣いには気を付けています。あとは、話し上手よりも聞き上手になること、でしょうか。こちらから伝えたいことがあっても、相手の話を遮らないで、安心して思いを吐き出してもらえるよう、とにかく話しを良く聞くよう意識しています。相手も聞き役だと、とても静かな時が流れてしまいますが(笑)。そして、日々謙虚な行動を積み重ねることで、信頼関係を築きたいと考えています。
 この仕事でやりがいを感じるのは、「担当があなたで良かった」と言われたり、担当に指名してもらったりするときです。やはり頑張って続けて良かったと思いますし、利用者の方を訪問したとき、真っ先に「変わりない? 元気?」といった意表を突いた事を言われるのも嬉しいですね。

掃除でストレス発散&睡眠と妻の手料理でパワーをチャージ

手料理

 基本的に土日が休日で、コロナ禍前は午前に家族みんなで出かけたり、公園で運動したりしていました。今は家の掃除をして、後はひたすらだらけているので、ひどいものです(笑)。ただ、掃除はいいストレス発散になっています。あと、平日はシャワーだけで簡単にすませてしまうため、休日は熱いゆず湯に入って気分転換をしています。
 また、寝ることも好きで、8時間睡眠を心がけています。平日は布団に入るまでの時間を短くするため、家に帰ったらすぐシャワーを浴びているんです。やはりしっかり寝て、少しでも元気に仕事に取り組みたいですし。今は仕事中に眠くなることもなく、体がだるいこともないので、そう考えると寝ることも仕事の一環と言えるかもしれません。良質な睡眠をとることが、自分にとっては健康法にもなっていると思いますね。
 食事についても、本当は3食味わってゆっくり食べたいと思いつつ、仕事の日の朝食と昼食はすぐに済ませられるよう、おにぎりが基本です。夕食や休日は、妻が栄養バランスを考えて料理を作ってくれるのですが、その妻の手料理が好きで、それを食べるのもストレス発散になっています。

アコギは相棒! 今後もこの仕事を続けて社会に貢献したい

ギター

 自分のテンションを上げてくれるのは、アコースティックギターの、あの何とも言えない甘い香りです。大学卒業後10年間は、アコギ2人組で活動していて、ライブハウスで演奏したり、自作のCDを出したりもしていました。お互い家庭を持って時間がないので、今は活動を休止していますが、家でときどき弾いていますし、子供の歌にあわせて伴奏することもあります。
 今後の目標は、家族が幸せになれるように仕事を頑張り、無事にこの仕事を定年まで続けて、社会に貢献することでしょうか。そして、日々の業務を滞りなく確実に行い、地域や社会、国にも目を向けて、安泰な社会をめざしたいです。
 ただ、福祉業界の仕事は社会に強く求められているにも関わらず、評価があまりにも低いので、もっと専門職として認めてもらえるよう、業界全体が盛り上がればいいなとも思っています。いつか、子供たちが将来なりたい職業としてケアマネジャーや介護士を挙げるようになったら嬉しいですね。
 これからケアマネを目指そうという方や、まだ駆け出しの方にアドバイスをするならば、自分もなりたての頃は制度のこともよく分からず、利用者の方やご家族からの質問や相談が怖かったです。でも、様々な経験をすることで必ず自信へと変わっていくので、心配はありません。ぜひ一緒に介護業界を盛り上げていきましょう!

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