• 2020.4.21

ケアマネジャーのWORK&LIFE Vol.13

前編「WORK編」

自分に持病があったこともあり、興味を抱いていた福祉の世界に飛び込む

 私自身、生まれつき病気があって、高校生の頃には福祉の世界に興味を持つようになったのと、ちょうどその頃に社会福祉士の資格が注目されていた時期でもあったので、短大の社会福祉学科に進みました。ただ、卒業してすぐ相談員にはなれないですし、当時の恩師からも「お年寄りのそばにいると、悲しみも喜びもわかるから、将来的にいいソーシャルワーカーになれる」と言われたことから、縁があった特養に就職したんです。そうしたら介護職の方がよくなって、介護福祉士の道に進み、ケアマネ、認知症ケア学会の上級専門士の資格も取得しました。現在は、大学の通信教育で社会福祉学科の勉強を続けていて、将来的には社会福祉士の受験もしたいとは思っています。

生活全体を俯瞰で見て、その生活を支えるためのケアマネジメントを意識

 ケアマネの仕事では、「利用者の方の生活を支援するということを」という視点で、ケアマネジメントするということを心がけています。どうしても介護者は介護の面にとらわれがちですが、ケアマネは生活全体を俯瞰して見渡し、さらには弁護士の方や地域の方など、いろいろな方と連携をとって、利用者の方の生活全体を支援ということを意識するようにしています。そのため、仕事は大変ですがその分やりがいがあると思います。また、様々な人と出会えることも、モチベーションアップに繋がっています。
 ただ、ケアマネジメント自体を評価してもらえる報酬体系でないのはよくないと思っていて、なんとかしないといけないのではないか、という気持ちが強いです。

裏方として中立公正を意識し、利用者の人となりを理解するのがモットー

 ケアマネの仕事はあくまでもマネジメントという間接援助であり、利用者の方とヘルパーやデイサービスなどの事業者を結びつける役割を担っている立場だと思っているので、あまり表に出すぎないように心がけています。
 あと、どうしても自分の専門の介護の面ばかり目がいってしまうのですが、介護保険を使うということは何かしら疾患があるということなので、お薬手帳を見せてもらったり、ちゃんと通院しているか確認したりして、意識的に医療的な情報を得ようという努力はしています。
 また、どんなにいい社会資源があっても、その人に合っているサービスを利用してもらわないと意味がないし、そのためには利用者の方の人となりを理解することが大切です。なので、部屋の様子や雰囲気、飾ってある写真や服装などもよく観察して、どんな仕事や生活をしてきたかや、大事にしてきたものなどを、根掘り葉掘り聞くのではなく、自発的に話してもらえるように意識しています。ご本人が認知症だとしても、話せないから情報を知り得ないわけではないですし、ご家族からもヒアリングするなどして、アセスメントに活かしています。
 それと、利用者の方は戦中戦後を体験してきた方が多いので、日本の歴史をしっかり理解したいですし、言葉遣いや暦など、今の高齢者が大切にしてきた日本文化を知る努力もしています。

宅配クック123は使い勝手抜群。1分間サービスはもっとアピールを!

 横浜の居宅介護支援事業所で仕事をしていたときに、宅配クック123にはお世話になっていました。手頃な価格だったり、ご飯なしでおかずだけでも注文できたりと、とても使い勝手がよかったという印象です。
 また、1分間サービスがあるというのは、その当時は知らなかったんですが、とてもありがたいサービスですよね。それはもっとアピールした方がいいと思います! どうしても「テレビが映らない」「電話が使えない」といった用事で呼び出されることがあるんですが、それって本来はケアマネの仕事でもないし、すぐにかけつけることができないこともあるので、そういうところをお弁当を届けるついでにちょこっと見てもらえるとありがたいですね。
 お弁当を直接手渡しで届けてくれるというのも、メリットの一つだと思います。ヘルパーの来ない日にお弁当を頼んでおけば、とくに用事がなくてもちょっとお話ししてくれるだけで、利用者の方にとってはかなり安心だと思いますよ。

・居宅介護支援事業所「八丁堀ケアプランセンター」
・主任ケアマネジャー
・中島 夕美子
短大の社会福祉学科を卒業後、社会福祉主事任用資格を取得して都内の特養で介護職として採用。その後介護福祉士の資格を、さらにケアマネの資格も取得。平成14年3月にケアマネの研修を終了した直後から、認知症対応型グループホームで介護職と兼務し、働きながら認知症ケア学会の上級専門士の資格も取得。平成21年からは在宅ケアマネ、平成22年からは主任ケアマネとして従事。平成24年からは横浜の居宅介護支援事業所にて、さらに平成30年1月からは「八丁堀ケアプランセンター」で勤務にあたる。並行して、介護職員初任者研修の講師なども担当している。

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